地域活動レポート
地域生活課題の解決に向けたソーシャルワーク研修(A日程)が開催されました
10月26日に北九州市で初の試みである、福祉のさまざまな職種が一堂に会し、一つの事例を通して地域づくりを考える「地域生活課題の課題に向けたソーシャルワーク研修」が開催されました。
この研修は、全国社会福祉協議会と全国社会福祉法人経営者協議会が地域共生社会の実現に向けて、地域のネットワークを広げながら持続可能な地域づくりと地域生活課題の解決をめざす「ともに生きる豊かな地域社会の実現に向けた共同宣言」の具体化に向けて、社協と社会福祉法人・福祉施設の職員が一緒になってともに学ぶ研修プログラムです。
北九州市では、社協の職員が6名、高齢者施設から1名、保育分野から1名の職員が全社協の講師養成プログラムを受講し、この日までにワーキングを重ね、企画してきました。
第1回目のこの日は33名の参加がありました。
高齢者分野、障害者分野、保育分野、児童養護分野、そして社協の職員が1つのグループを構成し、とある世帯が抱える困りごとをきっかけに、多職種が連携して解決に向けた地域づくりを行うという演習を実施しました。
受付ではプチボザウルスもお出迎え!
「はじめまして」の自己紹介からすぐに緊張もほぐれ、終始にぎやかで楽しい雰囲気でグループワークが進んでいきました。
「包括支援センターってどこまで相談にのってくれるのですか?」「就労支援事業所のA型とB型の違いは?」「一時保育って何度も利用できるの?」「民生委員さんはどの地域にもかならずいるの?」
普段のちょっとした疑問も気軽に聞ける雰囲気とそれぞれの得意とする専門性を演習の中で発揮していただき、グループからチームとなって小さいながらも包括的な支援体制づくりができあがっていました。
アンケートでは
・それぞれの専門の方々から意見を聞くことができ、たくさんの気付きがありました。
・グループ内で活発な意見交換ができ、他分野の方々の発想が新鮮に感じられました。
・具体的な例であった為、わかりやすかった。専門用語が勉強できました。
・日頃の業務で児童・高齢分野での支援が必要だと思った時に今日つながった方々に連絡をしようと思った。
・地域で生活を継続することの難しさ、でも様々な専門職、地域の方、行政がしっかりと連携することで、地域生活は続けられるし、その方らしい生活ができるのだと思いました。「地域共生社会」というものを深く考え、理解するとても良い機会となりました。分野は違っても求めるもの、想いは一緒だと思いました。
など、アンケートからもとても好評な一日となりました。
次回、11月14日のB日程も楽しい時間になるようワーキング職員一同、頑張ります!