高須地区
地域活動レポート

「SDGsって何?」(高須地区社協と学遊スクールたかすの共催)が開催されました

高須地区

令和3年7月13日(火)に高須市民センターで高須地区社協と学遊スクール合同で、たかす「SDGsって何?」(いつまでも盛旬!講座 SDGsを楽しく学ぶ!)が開催されました。
 
今回は、第1部 「SDGsて何?わたしたちの生活とSDGs」
 

 
と題して、北九州市企画調整局SDGs推進室 上田室長にお話しいただきました。
 
・SDGsは、2015年国連193カ国で合意した持続可能な開発目標でだれ一人取り残さないをキーワードに世界が抱える課題を2030年までに達成する17の目標を掲げ、169のターゲット232の指標が設定されています。
・SDGsの取り組みには、いろいろな組織・団体・企業・学校が連携し、将来の理想の姿を想像し、今必要なイノベーションを考えます。(北九州市では、公害を克服した循環型社会、低炭素社会を目指しSDGs先進都市を目指す。)
・第2期(2021~2023)SDGs未来都市計画がスタート。
 
北九州市が目指すまちの姿
SDGsを踏まえた教育の実践「未来の人材が育つまち」
アジアの諸都市を中心とした「世界のグリーンシティをけん引するまち」
環境と経済の好循環による「ゼロカーボンシティを目指すまち」
ダイバーシティの推進による「みんなが活躍できるまち」
社会課題解決につながる「持続可能なビジネスが生まれるまち」
 
・SDGs未来都市のトップランナーを目指して「選ばれるまち」へ
北九州が変われば、日本が変わる、日本が変われば、世界が変わる。
 
などの内容でした。
 

 
(今回学んだこと)
北九州市が、従来の工業都市としての歩みから、公害などの様々な課題を改善する中で、特に市民の生活の視点から2030年をゴールとするSDGsにチャレンジしている考えを学びました。中でも、「バックキャステイング」の考え方が参考になりました。
 
「バックキャステイング」とは、未来のある時点に目標を設定し、そこから振り返って現在すべきことを考える方法です。高須地区社協の「たかす元気プラン」でも、団塊の世代が全員、後期高齢者になる2025年に向けて、今なすべきことを考えて取り組んでおり、今後はさらに視野を広げて、SDGsも視野に取り組みをすすめることが必要であることを実感することができました。
 
第2部 「だれひとり取り残さない地域づくり いつでも笑顔・つながり・つどい!」
 

 
と題して、北九州市立大学地域創生学群地域福祉コースの坂本准教授にお話いただきました。
 
・新型コロナウイルス禍にあっても人生100年時代の地域でのすてきな過ごし方として「与えられた条件のなかで、目一杯楽しもう」思ってもらえればいいと思う。
・SDGsについては、北九州市立大学で学会を開催し、高須からも出席されて学習していただいた。その中で、特に「コミュニティづくり」「つながりの大切さ」が実感された。
・高須地区における緊急電話調査結果による1年前の状況を振り返り、この調査をもとに「見守り活動」を続けた。
・これまでのことを、コツコツとつづけていくことこそが、何よりも大切なことだと思う。
・これまで取り組んで来たことを改めてSDGsと関係づけて見直し、改善に繋げたりあるいは、新たな取り組みを始めることが、誰も取り残さないまちづくりにつながると思う。
などの内容でした。
 
(今回学んだこと)
私たちの日常の生活のなかで困ったこと、無駄や無理な生活を見直すことが自然環境の保護や保全さらにノーカーボン社会にもつながることであり、これがSDGsにつながるものです。地域福祉についても見守り、話し合い、助け合いなど日頃の活動を積み重ね、自分の事として考え行動することが、大きな社会の変革につながると思われます。
これまで実践してきたことを、コツコツと積み重ねSDGsも意識しながら地域活動を継続する必要があると感じました。
 
最後に、参加者の皆さんにご自身の目標など17のテーマにそって一言ご意見をお書きいただき、ホールのボードに貼り付けて終了しました。