地域の「助け合い」の仕組み~先進地域を訪ねて~

 

平成31年3月8日(金)、大分県竹田市で行われている

住民の支え合いの気持ちを基本とした「暮らしのサポートセンター」視察研修を行いました。

 

大分県竹田市は、平成22年から地域を支える助け合いの仕組みづくりについて話し合い、

取り組みを進めてきた地域です。

 

 

考えるきっかけとなったのは、竹田市の現状や課題から。

①超高齢社会へ加速(当時で高齢化率41%。その後5年間で約46%まで上昇)

②医療費や介護給付費の上昇

③高齢世帯、独居世帯、限界集落の増加

④高齢者の生きがい、役割を持った社会参加の場づくりの必要性

⑤介護保険など制度に基づかない非公式な支援(家族、友人、地域住民など)の必要性

などなど・・・。

 

これらの現状から、

地域で暮らす貴重な人材である元気な高齢者を中心に、新たな取り組み、地域を支える互助の仕組みを作れないかと、市・市社協・住民と一緒になって動き出したそうです。

 

ボランティア養成セミナーを延べ360回開催し、参加人数は延べ4300人以上!

 

 

その後、セミナー受講の住民を中心に、75歳以上の方を個別訪問する

「生活課題(生活のちょっとした困りごと)実態調査」をはじめました。

 

直接話すことで、調査項目のチェックだけでは把握できない、顔色や声色、家の様子を

知ることができたそうです。

 

セミナーや調査結果をふまえ、活動内容や規約などを住民同士で考え、

継続した活動ができるよう、団体を設立しました。

 

 

くらしのサポートセンター直入「ゆのはな」

視察では、竹田市内に7つある「くらしのサポートセンター」の中から、

直入(なおいり)のセンター、通称「ゆのはな」の「くらサポ広場」を見せていただきました。

※「くらサポ広場」‥簡単な体操やレクリエーション、歌、ゲームなどをして過ごす場。

そうめん流しやクリスマス会、ひな祭りなどの季節行事を行うほか、お花見や紅葉狩りなど、

お弁当を持って外出する「お出かけ広場」も実施しています。
 

 

体操の講師を中心に、女性たちが円になり約30名!

最高齢の方は97歳!体操でも足は高く上がり、歩くスピードも速いです!

継続して皆さんで集まるからこそ、いつまでも若々しくいられるのだなと感じました。

 

お隣の調理室では、男性2名、女性1名のボランティアさんがみなさんの昼食を手作り

している最中で、とってもいい匂いが漂っていました♪

 

 

困ったときはお互いさま

午後は竹田市総合社会福祉センターへお邪魔し、

竹田市社会福祉協議会の髙木さんより詳しくお話を伺いました。

 

実際の活動(送迎や寄りあい場)の映像を見せていただき、住民の皆さんも、

竹田市社協の皆さんも、いきいきと活動されていてる様子が伺えました!

 

住民同士の助け合いなので、それぞれの得意分野を発揮しながら、

できる人が出来る範囲の活動をします。

活動する人も、利用する人も対等な立場です。

 

たとえば今日は、送迎をお願いする利用者であっても、

次の日は、草刈りをお手伝いする活動者となることもあります。

活動者の最高年齢は93歳、

この人に頼みたい!とご指名を受ける86歳の活動者の方もいらっしゃるとのこと。

 

 

年齢は関係なく、困ったときは「おたがいさま」の関係で、

楽しみながら活動されている住民のみなさんの姿を見ることができました。

 

 

これからの北九州市を見据えて

 

地理的な状況や、高齢化率、人口など、北九州市と違いはありますが、

住民主体で取り組まれている活動を直接見ることができ、大変貴重な経験となりました。

 

北九州市も今後ますます高齢化が進む中で、

住民同士の支え合いをどのような形で進めていくのか、考えるきっかけとなりました。

 

視察研修に参加された校(地)区社協の会長、役員、福祉協力員の皆さん、お疲れさまでした。

年度末のお忙しい中、快く受け入れてくださいました竹田市社協の皆様、

本当にありがとうございました。

 
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